プログラミング ITインフラ

WordPressのサーバー引越し方法とサーバー環境設定の注意点

サーバー移行

概要

フリーランスエンジニア スリーネクスト

Wordpressのサーバー引越についての記事です。

WordPressの引越しはツールがあるので便利ですがサーバーの環境によってはうまく起動しない場合があるので環境設定方法と注意点を上げていきます。

WordPressのサーバー引越し

WordPressで作ったシステムの引越し作業はサーバーの環境を構築する必要があるので複雑です。

どこからどこのサーバーへ引越し?


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何を引越しするか

今まで貯めたデータを別のサーバーに移行するためには元のサーバーのデータをエクスポートして新しいサーバーにインポートしなおさないといけません。
ではどのようなデータを引越しするのか以下の通りです。

  • 記事データ
  • 画像データ
  • カテゴリやタグ
  • プラグイン
  • 設定

一昔前はデータベースのデータを全部出力して直接データベースに入れ直すという専門的な作業が必要でしたが今はツール一つで移行ができます。

WordPressのサーバー環境 注意点

WordPressは様々な引越しツールがありますが、PHPやミドルウェアの特性など知っていないとエラーで動かない場合対処できません。

WordPressを動かす最低限知っておくべきサーバーの知識を記載していきます。

PHPのバージョン

移行元と移行先ではPHPのバージョンを同一にしておくことがトラブルを避ける方法になります。

よくある失敗例を載せます。

移行元のPHPバージョン : 5.7
移行先のPHPバージョン : 7.4

この場合Wordpressのバージョンによって動かなくなる場合もあります。

レンタルサーバの場合はもPHPバージョンを調整できますので移行元と移行先は同一にしておくことをおすすめします。移行前にWorpPressのバージョンを最新にしてきましょう。

PHPのタイムアウト

PHPのデフォルト設定は処理を実行してから60秒経過後エラーで止まってしまいます。そのため、大容量の作業は時間がかかるのでエラー停止します。

エラーになってもエラーメッセージがわかりづらいので原因を把握するのが困難になります。

PHPのタイムアウトの設定は1200秒(20分)以上をおすすめします。

PHPのアップロードできる要領

PHPの初期設定
PHPのデフォルトアップロード容量設定はで2MBしかありません。2MB以上のファイルをアップロードするとエラーになります。

せめて1024MBまで引き上げる必要があります。

もし、移行ファイルが1024MB以上大きければファイルサイズ以上の容量まで引き上げる必要があります。

nginxかapacheか

nginxとapacheはWebサーバーと呼ばれていてWebサーバがないとWordPressは動きません。

現行のWordPressがnginxかapacheかによって設定も変わってきます。
nginxを使っている場合は「.htaccess」は使えません。
元々、.htaccessを使っていないのであればそこまで意識しなくてもいいですが.htaccessで何か設定していたのであれば設定を変える別の方法を考える必要が出てきます。

こちらも移行元と同じ構成になるように心がけることをお勧めします。

サーバーのデフォルト設定変更まとめ

デフォルト設定 推奨設定
PHPアップロード容量 2MB 1024MB
PHP処理タイムアウト 60秒 1200秒
Webサーバ Apache 移行元サーバと同じ

サーバー引越しのお勧めツールと手順

WordPressの移行はWordPressの元々の機能を使う方法とツールを使う方法があります。両方の方法を案内します。

WordPressデフォルト機能

「ツール」から「エクスポート」

「ツール」から「インポート」

エクスポートしたファイルはXMLファイルになります。そのため文章で表現できるデータのみ移行できます。画像は対応していません

サーバーから直接画像をダウンロードする必要があります。画像のダウンロードする技術が必要になります。唯一の利点はXMLファイルは容量が軽いので比較的に簡単に移行できます。

All-in-One WP Migration

これは画像まですべて移行できるので便利ですが、容量が大きいので注意が必要ですし何も設定変更しないで移行が完了することはそんなに多くありません。まず、エラーに悩まされます。

原因はPHPの設定でデフォルトの設定ではアップロードする容量が制限されておりかつタイムアウトの設定も短いため途中で失敗してしまいます。

WordPressのサーバー環境 注意点の対応をしてから移行処理に臨んでください。

WordPressの移行作業を依頼する人もいます。

たまにクラウドソーシングでWordPressの移行作業を仕事を依頼する人もいます。WordPressの移行ができればお小遣い稼ぎができますので一度チャレンジしてみましょう。

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サイト移行が不安な方

WordPressの移行を安全に知識も必要なく実施したい人は方法があります。それは外注に頼むことです。データの移行はうまくいかないと諦めてしまう場合もあります。データ移行に慣れている人に任せると実績と経験があるので様々な問題を解決してくれます。

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まとめ

私は調べるのが手間がかかったのでwordpressのデフォルト機能を使って移行しましたがおすすめは「All-in-One WP Migration」です。

サーバーは自由度が高いと専門性が高くなりますがPleskというツールがあるとサーバーのコマンドを知る必要なく構築できます。なんとアダルトサイトまで利用可能です。非常に珍しいサーバーです。


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